家康ゆかりの地静岡市
NHK大河ドラマ「どうする家康」の放映もあって、家康は2023年、特に注目を浴びている。その家康は静岡県にゆかりが深い。特に県都である静岡市は特別である。家康は 75歳の生涯のうち、少年時代、大名時代、大御所時代の三度通算 25年間、駿河府中(現静岡市)で過ごしている。ゆかりが深い第一の地は、駿府城公園(静岡市葵区)。駿府城は家康が幼少の頃、今川氏の人質として暮らした町に 47歳の家康が自ら築城したもの。征夷大将軍の職を引退し、息を引き取るまで暮らした。ゆかりの地第二は清見寺(清水区)。1300年の歴史がある当寺は戦国期何度か焼き払われたが、家康により再建された。少年時代僧侶に学問を学んだ部屋も残っている。ゆかりの地その三は、静岡浅間神社(葵区)。武田勝頼との戦いの前にここで戦勝祈願をした。第四の地は久能山東照宮(駿河区)。この神社は家康公が祀られている。1159段の石段があり、登った先に見事な絶景が見られる。
一人当たりの県民分配所得は全国第 3位
静岡県の面積は 7776.9km2で全国 13位と、兵庫県より小さく、宮崎県より大きい。人口は 363.4万人で全国 10位。茨城県より大きく、福岡県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.6%、15~64歳の生産年齢人口は 58.1%、65歳以上の老年人口は 30.4%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は 12.4兆円で全国 10位。一人当たり所得は 340.7万円であり、全国で愛知県に次いで第 3位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 0.7%、第 2次産業は 42.3%、第 3次産業は 57.0%で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は 17.2兆円で全国第 3位、人口当たりは 462.6万円で全国第5位となっている。
ホテル旅館数の伸び率は平均を下回る
飲食店数は 14年で 1万 8937店。内訳をみると、食堂・レストランが 1676店で 8.9%、専門料理店が 5523店で 29.2%を占める。その中で多いのは日本料理店の 1835店で 9.7%を占める。次いで中華料理店が 1730店の 9.1%と続いている。そのほか、すし店が 850店(4.5%)、そば・うどん店が 923店(4.9%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 3359店(17.7%)、酒場・ビアホールは 4296店(22.7%)と多く、両者で 40.4%を占める。以上のほか喫茶店は 1439店(7.6%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 817店(4.3%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 1517店である。ホテル・旅館の施設数は 21年で 2654軒、客室数は 7万 19室で、2011年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9%に対して当県は▲ 24.8%、客室数は全国の 11.5%に対して当県は▲ 6.0%の伸びで、ともに平均を下回っている。
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