訪日は3.9%減の218万4300人出国は42.6%減の100万4700人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2023年 9月の推計値がまとまった。訪日外客数は 218万 4300人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比3.9%減)となった。回復率では前月を大幅に上回り、新型コロナウイルス拡大前の実績に迫る勢いを見せた。シンガポールをはじめとした東南アジア、米国やカナダなどを含む米州等において訪日外客数が増加したことが回復率の押し上げ要因となった。なお、国際定期便に関しては、コロナ禍前の約6割まで運航便数が回復し、その後も東アジアを中心に増便・復便が続いている。
個人観光の再開から 1年が経過し、訪日外客数は堅調に回復している。今後も「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客」の実現に向け、市場動向を綿密の分析しながら訪日旅行プロモーションに取り組んでいくことが求められる。
市場別では、韓国は570,400人(対19年同月比 283.4%)であった。中国は 325,600人(対19年同月比 39.8%)。台湾は、385,300人(対19年同月比 102.4%)。香港は 151,100人(対 19年同月比 96.9%)だった。 東南アジアにおいて、タイは 50,500人(対 19年同月比 81.4%)。シンガポールは 38,100人(対19年同月比 130.7%)。
豪州は64,000人(対19年同月比 105.8%)。カナダは、39,800人(対19年同月比139.5%)。米国は、156,600人(対19年同月比123.1%) だった。
このほか、出国日本人数においては 100万4700人(対 19年同月比 42.6%減)だった。
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