外食全体の売り上げ前年比115.0%FF等で秋の季節メニューが好調、外食需要は引き続き回復傾向
9月は、FFでは洋風を中心に秋の季節メニュー商戦が活発で、売り上げ好調。他の業態も月後半や土日・祝日を中心に客足好調で、外食全体の売上は前年比 115.0%、19年比では 109.5%となった。インバウンド需要は引き続き堅調で、都心部・観光地を中心に外食の売上向上に寄与している。
また、全体の店舗数は 19年比で 92.3%と依然コロナ前には及ばないが、各業態の店舗当たりの売上自体は、回復傾向にある。
ファーストフード業態は、全体売上は前年比 112.6%。コロナ禍前の 19年対比では 122.9%となった。「洋風」は秋の季節メニューのキャンペーンが各社好調で、売上 111.6%。「和風」も季節メニューが好評で、売上 116.3%。「麺類」は、長引く残暑で冷たいメニューやビール販売などが好調を維持し、売上 114.7%。
「その他」は、残暑から「アイスクリーム」の売れ行きが衰えず、売上 117.2%となった。
ファミリーレストラン (FR)業態の全体売上は前年比 117.3%、19年比 98.4%。「洋風」は、価格訴求型のキャンペーンが引き続き低価格支持層に好評で、売上117.9%。「和風」は、敬老の日を含めた連休の家族宴会などが増え、売上117.0%。「中華」は、残暑でビール販売が堅調で、売上 120.9%。「焼き肉」は、価格改定の影響か平日の客足に影響したところもあったが、食べ放題の店舗では売上堅調で、売上は 112.6%となった。
パブ・居酒屋業態は、月後半に比較的堅調に推移し、売上 130.0%、19年比69.1%となった。
ディナーレストラン業態では、処理水問題で客足が懸念されていたインバウンド需要が堅調に推移し、売上 119.3%、19年比 95.0%となった。
喫茶業態では、立地に関係なく緩やかな回復傾向にあり、季節メニューなどの好調により、売上は120.0%、19年比96.2%となった。
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