市場別では、カナダ(2万2千人)、ドイツ(1万9千人)が、それぞれ単月として過去最高を更新したほか、ロシアを除く17市場が10月として過去最高となった。
10月までの累計では、中国が428万4千人となり、全市場で初めて年間400万人を越えた。また、台湾(311万5千人)、インドネシア(16万2千人)、カナダ(18万9千人)、フランス(18万4千人)、イタリア(8万8千人)、スペイン(6万8千人)が、それぞれ2014年の年計を上回り、今年の累計が昨年の年計を超えた市場は11市場に増えた。
各市場別の数値は以下のとおり。
JNTOによると、紅葉シーズンの始まりを迎えた10月は、中国の国慶節休暇(10/1-10/7)と重なり、この時期に向けた訪日プロモーションの効果もあって需要が押し上げられた。また、円安基調の継続と消費税免税制度の拡充による買い物需要、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、中国からのクルーズ船の寄港増加、近年の査証免除や要件緩和などさまざまな好条件が相まって、訪日外客数の大幅な増加につながった。
11月は、紅葉シーズンが本格化し、アジアを中心とした各市場で需要の拡大が期待されるほか、マレーシアやフィリピンの学校休暇、マレーシアやベトナムからのインセンティブ(報奨)旅行の増加など好条件がそろい、引き続き好調な需要が期待されるとしている。
日本政府観光局(JNTO)
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