

本買収がマリオットにもたらす効果はさまざまな点で挙げられる。
①客室数ベースでマリオットグループが最大手に
まず、これまでマリオットはIHGなどと、客室数ベースではそれぞれが約70万室と世界のトップを競っていたが、今回の買収でマリオットは約110万室となり、世界のトップに躍り出ることとなる。
②グローバル展開の加速へ
これまでマリオットは全客室数の4分の3を北米市場に持つなど北米の比重が高かったが、スターウッドは全収益の3分の2を米国以外から得ており、グループ化によって双方のノウハウを効率的に生かすことが出来れば、マリオットのさらなる国際展開も可能となる。
③約7500万人の会員プログラム誕生へ
現在マリオットの会員プログラム「マリオット リワード」には約5400万人のメンバーが、スターウッドのロイヤルティプログラム「スターウッドプリファードゲスト (SPG)」には約2100万人のメンバーがおり、これらが統合されると単純計算では7500万人の会員プログラムとなる。
④コスト削減効果も
マリオットは本買収完了後二年目には最低でも約2億ドルのコスト削減が可能であるとしている。
なお、本買収手続きは2016年半ばに完了する見通し。
本詳細はマリオットの公式サイトからも確認できる。
http://news.marriott.com/2015/11/marriott-international-to-acquire-starwood-hotels-resorts-worldwide-creating-the-worlds-largest-hote.html