オフィスビル「245 Park Avenue」外観
森トラスト(株)は、2023年 6月 24日に、米国子会社の森アメリカ社(MORI America LLC)を通じて、米国ニューヨーク・マンハッタンに所在するオフィスビル「245 Park Avenue」に投資し、同物件のリノベーション事業に参画したと発表した。
対象となる物件は、米国最大の都市圏人口を持つマンハッタンの中でも、タイムズスクエアといった観光スポットや、高層ビル、高級ホテルが集積した、経済・文化の中心地である「ミッドタウンエリア」に位置する。また、世界有数の企業が連なる Park Avenue沿いに立地し、“ニューヨークの大玄関口 ”と呼ばれる世界最大のプラットホーム数をもつ鉄道駅グランド・セントラル駅に地下で直結している。グランド・セントラル駅はニューヨーク北部の複数の郊外から通勤電車で直接アクセスできることに加え、今年 1月にはニューヨーク東部のロングアイランドからの通勤電車も延伸。駅周辺はプライムエリアとして、高品質なオフィスビルに対する需要は底堅く、更なる成長も期待される。
なお、今回の投資総額は 1000億円規模となる見込み。対象物件はマンハッタン最大の不動産会社である SL GreenRealty Corp.と共同で所有し、2025年までに、内装、外装のリニューアルのほか、ルーフトップバーやフィットネス、テナント専用ラウンジなどのリノベーションを行なう。
リノベーション後に設置されるルーフトップバー(イメージ)