星野リゾート(本社・東京都中央区)は、2023年 4月 18日、「星野リゾート LIVE 2023 春」にて発営業概況を表した。
2023年春夏の新企画を紹介したほか、OMOブランドの都内 3軒目となる「OMO3浅草」(旧・ホテル アマネク浅草テラス)の開業を発表。また同社代表の星野佳路氏が今後の取り組みや業界動向の考えを明かした。
星野リゾートでは「星のや」、「界」、「リゾナーレ」、「OMO(おも)」、「BEB(ベブ)」の5ブランドを中心に国内外 67施設を運営(2023年5月時点)する。本年もすでに「リゾナーレグアム」(旧・オンワードビーチリゾート)が4月1日にリブランドオープンし、3月 20日には「OMO関西空港」、4月には「OMO7高知」(旧・ホテル日航高知旭ロイヤル)と「OMO5熊本」(旧・熊本パルコのコンバージョン)と合わせて 4施設が開業。今回新たに発表された「OMO3浅草」が 7月 31日に開業すれば、計 68施設となる。
2023年春夏の新企画では、高級温泉旅館の「界」ブランドの夏季限定企画「界のご当地風鈴オーケストラ」や、「70歳以上限定温泉旅シリーズ」、「金継ぎ工房」など、ブランドごとにさまざまなプランを紹介。
星野代表は、2019年時点のインバウンドの比率が一部の都市に偏っていたと指摘。同社が得意とする「文化観光」を生かしながら不得意の「自然観光」を強くすれば、インバウンドにおける都道府県格差が解消することを踏まえて、今後業界はコロナ以前に戻るのではなく、「ステークホルダーツーリズム」への転換が大きなテーマとなるだろうとした。
2023年は国内外に 5施設がオープンする