11月 10日、一般社団法人日本インバウンド連合(以下、JiF)は、同連合の東海ブロック設立記念として「東海インバウンド経済フォーラム 2022」を開催した。
当日は、会場となった THE TOWER HOTEL NAGOYA(愛知県名古屋市中区)に、東海エリアのインバウンド関連企業や団体から参加者が集合。会は東海ブロック支部長であり THE TOWER HOTEL NAGOYAを運営する(株)アメーバホールディングス代表取締役:藤巻満氏の開会宣言で幕を開けた。冒頭では、来賓スピーチとして河村たかし名古屋市長が登壇。東海地区におけるインバウンドの重要性と他地域に対する優位性を参加者に熱くアピール。続いて JiF理事長の中村好明氏が『アフターコロナ期の観光立国戦略を考える』と題して、戦略実行に必要不可欠な要素を、事例を挙げながら講義した。
後半はクロストークとして二つのセッションを用意。一つ目は味噌煮込みうどん山本屋:青木裕典氏、JiF副幹事長:道越万由子氏、藤巻支部長による「東海地域の魅力発信を考える」というテーマで、求められるコンテンツやプロダクトについて民の立場から提案を披露。また、名古屋観光コンベンションビューロー杉崎正美理事長、清田卓也三重県観光局 MICE誘致推進監、太田吉信国土交通省中部運輸局観光部長という行政からの三者による、インバウンド戦略についての議論も交わされた。フォーラムは盛況のうちに閉会し、その後の交流会も東海地域で取れる食材を使った料理が振る舞われ、東海ブロック設立記念に味覚で華を添えた。