西日本鉄道(株)は、「2022年度事業戦略説明会」を 11月 21日に開催した。
代表取締役社⻑執行役員の林田浩⼀氏によると、2001年度の連結営業収益は 3075億円から 21年度は 4272億円に成⻑。セグメント別では、運輸業が 32%から 14%、不動産業が 13%から 17%、流通業は 18%から 15%、レジャー・サービス業が11%から5%、(その他 13%から7%)と軒並み減少に対し、国際物流が大きく伸⻑した業物流業のみ 13%から 42%と急拡大。「物流業の以外の産業が 20年前より減少しているものの収益自体は伸⻑に推移しており、22年度の連結営業収益は 4958億円の見込み。特にレジャー・サービス業は、福ビル街区でのPlan・Do・See運営のホテル開発や旧大名小学校跡地に進出する「ザ・リッツカールトン福岡」などもあり、今後も注力していく産業」と明言した。
また九州最大の繁華街「天神」や沿線地域で取り組む「まちづくり」事業や、「MaaS」の取り組みとなるmy root、AI 活用型オンデマンドバス「のるーと」運行、レトロフィット電気バス製作による脱炭素社会の実現に向けた取り組みや不動産事業の海外開発への注力も示唆した。
左より、「にしてつグループまち夢ビジョン 2035」を発表した経営企画部⻑の⾚星賢一氏、代表取締役社⻑執行役員の林田浩一氏