11月 8日、ホテル椿山荘東京やワシントンホテルを運営する藤田観光(株)は、2022年 12月期第 3四半期の連結決算を発表した。藤田観光の 2022年 12月期の第 3四半期の連結決算は、売上高が前年同期比 52.6%増の 293億 3700万円の増収となり、営業損失は 43億7600万円と前年同期より87億 9400万円の改善、経常損失は 41億 9500万円と96億 900万円の改善、四半期純損失は「太閤園」の売却で 183億5500万円の黒字だった前年に比べ 31億 2000万円となった。
同社によれば、この四半期は、主要施策の 1つであるコスト改革については削減効果が一巡しており、売上高を伸ばしていく局面に入ったと考え、コストの増加を最低限に留めつつ売上拡大を目指し、利益を最大化していくための施策を各事業において展開した結果、全ての事業で増収、赤字縮小につながったとしている。
また、今後についても、水際対策緩和や全国旅行支援により需要回復の兆しがみられるものの、依然として先行きを見通すことが難しいため、コストの増加を最低限に留めながら売上拡大を目指し、利益を最大化していくための施策を継続していくとしている。