11月 1日、西日本旅客鉄道(JR西日本)は、2023年3月期第2四半期の決算を発表した。第 2四半期の連結営業収益は 6167億円、前年同期の 4368億円から約 41%増、純利益も645億円となり 2020年の第 3期以来、3期ぶりの黒字となった。
通期で見ると、第 1四半期に比べ、第 2四半期ではコロナ第 7波の影響により回復基調の一時的な鈍化はあったものの、今後も期首当初の想定通りに波打ちながら回復していくとしている。
ホテル業については、コロナ影響が軽減したことや、3月のホテルヴィスキオ富山開業による増収などにより、宿泊部門を中心に業績が回復。稼働率は 70%を超え、前年の同時期に比べ20%以上アップした。営業収益も 137億円と前年比では 64億円の増収、営業利益でも 35億円の損益改善となったが、第 1四半期に引き続き営業赤字となり、本格的な黒字回復には今少し時間が必要とみられる。