11月 2日、九州旅客鉄道(JR九州)は、2023年 3月期第 2四半期の決算を発表した。第 2四半期の連結営業収益は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続したものの、鉄道事業を始めとした各事業における需要の緩やかな回復や、保有物件の第三者への売却などにより、1701億円となり、前年同期の 1416億円から約20%増となった。
ホテル業については、第 2四半期もコロナの影響で厳しい状況が続いたため、稼働率は、第 1四半期と比べてほぼ横ばいの 61.7%に留まったものの、レベニューマネジメントの徹底などにより、GoToトラベルが実施されていた2021年の第 3四半期以来の ADR1万3,000円台を計上。営業収益も 68億円と前年比 94%アップし、営業利益でも19億円近い損益改善となった。下期は8月末にオープンした THE BLOSSOM KYOTOによる増収と「全国旅行支援」開始や水際対策の緩和に伴う需要回復を見込むとしている。