10月 28日、帝国ホテルは、2023年 3月期第 2四半期の決算を発表した。2023年 3月期第 2四半期の連結累計売上高は 186億 700万円、前年同期の 122億 9000万円から51.4%増となった。また、営業損失は 10億 1200円(前年同四半期は 54億 6200万円)、経常損失は 6400万円(前年同四半期は 38億 2000万円)となり、前年同期の損失額を大きく圧縮した。ホテル事業においては、例年、第 1四半期及び第 3四半期に宿泊及び宴会需要が強く売上が伸びる傾向があったが、2021年以降、新型コロナウイルスの世界的な感染の影響により、これまでの傾向とは大きく異なる結果となった。
今後について同社では、政府による観光需要喚起策の実施、水際対策の緩和による訪日外国人の増加など、ホテル・観光需要の回復が期待される中、コロナ禍により変化した社会の価値観や生活様式に合わせて、サービスアパー トメント事業や巣ごもり需要に対応すべく移設拡充したホテルショップ「ガルガンチュワ」など、新たな事業や施策を積極的に展開していくとしている。