三国清三氏の功績をたたえ、握手をするティエリー・ダナ駐日フランス大使(右)。ほか、ポール・ボキューズら多くシェフたちから多くの祝電が届いた
仏レストラン「オテル・ドゥ・ミクニ 」(東京・四谷)のオーナーシェフ三国清三氏が、本年、フランス共和国フランソワ・オランド大統領より「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を授与されたことを受け9月18日、仏大使館にて受章式典が行なわれた。
三国氏は札幌グランドホテル、帝国ホテルを経て駐スイス大使館料理長時に、フレディ・ジラルデ氏に師事。「ジラルデ氏、ジャン et ピエール・トロワグロ氏、ポールイベルラン氏、ジャンドラベーヌ氏、ロジェベルジェ氏、ルイウチエ氏、アランシャペル氏…、今春放映していた“天皇の料理番”の秋山徳蔵シェフ、横浜ニューグランドホテル、帝国ホテル村上料理長、ホテルオークラ小野正吉料理長、町場の井上旭シェフ、石鍋シェフ、鎌田シェフ、後輩の東京ミシュラン三つ星シェフ岸田君、パリミシュラン二つ星シェフのパッサージュサンカントロワの佐藤君、そして同世代であるアラン・デュカス氏は、三年前に僕を今の外務大臣に推薦していただき、今日の日を迎えられました。感謝申しあげます。また、ポール・ボキューズ氏には、彼のバンケットホールに僕の名前を彫り刻んでいただきました。彼らの導きがなければ、今日の日はありません。日本のフランス料理界も100年となり、この度の受勲につながった」と振り返った。
1802年に創設されたフランスで最も名誉ある「レジオン・ドヌール勲章(全5等級)」は、民間人の卓越した功績をフランス政府がたたえた証し。日本人への授与は明治初期より。
※一部敬称略


