源内邸は明治中期から大正初期頃に建てられた建物群からなる邸宅。高橋源内からはじまる奥山家一族は二百余年にわたり、この白鷹町浅立地区に居を構え、代々、町の経済や文化の発展に貢献してきました。中でも初代 高橋源内は農業に勤しみながら、ある時は読書や書道について弟子に教えを施し、またある時は貧民救済や産業助成に力を注ぐなど、村人から功績碑が建立されるほど地域の発展に尽力した人物だった。
敷地内の建物は、板蔵、金庫蔵、味噌蔵など母屋を中心に様々な造りの蔵が点在しています。また、広大な敷地には奥山家が大切にしてきた希少な樹木があり、季節感溢れる庭の景色を愛でたり、朝日連峰の雄大な風景を堪能することができる。
NIPPONIA 白鷹 源内邸は、宿泊施設として五つの建物を八室の客室、最も古い味噌蔵をダイニングとして改修した。
NIPPONIA の活動理念から、全8室の客室は歴史的建造物の保存を目的として当時の趣や風情を残して改修している。滞在中の食事は敷地内にある「ダイニング 纏 matoi」(旧味噌蔵:明治30年、35年)にて楽しめる。纏では、風土の恵みである野菜や果物を主役とし、置賜で受け継がれてきた伝統食を取り入れた、ローカルガストロノミーを提供する。その中でも、米沢藩九代藩主 上杉鷹山が提唱した身近な野草を食べ、飢饉を耐え凌いだとされる「かてもの」の文化を現代的に解釈し直し、白鷹から全国、世界へと発信するとしている。
<施設概要>
山形県西置賜郡白鷹町大字浅立183-1
0238-87-3150
客室(全8部屋)、レストラン
宿泊定員 24名
IN 15:00 - OUT 10:00
定休日 火曜・水曜
https://stay.nipponia.or.jp/areas/shirataka