真の原因にたどり着けば業界常識を超えた方策が見つかる
213 号は、212 号に引き続き変革コンセプトの見つけ方である。前回は「なぜを5 回」で問題を掘り下げていくアプローチであった。問題の真因に迫る過程で、今までの前提としていた見方や考え方にシフトを伴えば、自分たちが変化をしていく。「原因はAである」ではなく「真の原因はB である」にたどり着けば、業界常識を超えたところで手を打つことができる。
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。(株)船井総合研究所を経て、2004 年(株)スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)、『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など
ご意見・ご質問お待ちしております
okamura-kouichiro@scholar.co.jp