負債総額1021億100万円 宿泊業8(前年比4件減)、飲食業62(前年比3件減)
東京商工リサーチによる2020 年11 月の「倒産月報」が12 月8 日に発表。全国の企業倒産件数は569 件(前年同月比21.73% 減)、負債総額が1021 億100 万円(同16.61% 減)となった。
件数は、新型コロナ感染拡大に伴う政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策が奏功し、7 月から5 カ月連続で前年同月を下回った。5 カ月連続の減少は2016 年3 〜7 月以来、4 年4 カ月ぶり。11 月度では1971年以降の50 年間で、1989 年に次ぐ2 番目の低水準となった。
負債総額は、4 カ月連続で前年同月を下回った。11 月度では1971 年以降で1989 年に次ぐ、5 番目の低水準となった。
産業別では、2005 年4 月以来、15年7 カ月ぶりに全10 産業が前年同月を下回った。新型コロナ感染拡大の影響を受けた飲食業や宿泊業を含む「サービス業他」が213 件で、3 カ月連続で減少した。
また、11 月度の「人手不足」関連倒産のうち、「後継者難」は39件(同30 件)。「新型コロナウイルス」関連倒産は、11 月は89 件(2月以降、累計697 件)だった。
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