アパグループ(本社・東京都港区)は、4 月よりスタートした次期中期 5 カ年計画「SUMMIT 5-Ⅲ(第三次頂上戦略)」を発表した。2015 年 4 月に始まった「SUMMIT 5-Ⅱ」では、提携ホテルを含むネットワーク客室数 10 万室を目標に掲げ、3 月 30 日時点で 10 万 756 室と目標を達成。また 2019 年 11 月期の連結決算では、売上高1371 億円と過去最高売り上げを更新し、経常利益は 335億円と 3 年連続で 300 億円を超えた。
新型コロナウイルス感染拡大がホテル業界に大きな影響を与える中、同社は中長期的には日本が観光大国となるとの予測のもと、積極的にホテル事業を拡大し、日本で寡占化一番乗りを目指す。具体的な施策としては、新規開発やM&A による直営ホテルの拡大、既存ホテルの加盟や新規開発によるフランチャイズの拡大、パートナーホテルの加盟強化とホテルチェーンとの新たな提携の模索、自社サイト(「アパ直」)の OTA化などにより客室数およびホテルネットワークの拡大を図るなど。数値目標としては、アパホテルブランド客室数 10万室、アパホテルネットワーク客室数15 万室、ホテル部門売上高 2025 年度1800 億円、ダイレクトチャネル予約率2025 年 3 月 50%、アパアプリダウンロード数 2025 年 3 月末累計 500 万 DL、訪日外国人宿泊人数 2024 年度 800 万人、国内 OTA 口コミ評価 2025 年 3 月末 4.2点などを挙げている。
アパグループ 次期中期5カ年計画
アパグループ 次期中期5カ年計画「SUMMIT 5-III」を発表
2020年04月16日(木)