文化文政風俗絵巻の行列
江戸時代後期に江戸を中心として栄えた町人文化の中で、最盛期とされる時代が「文化・文政の時代」(1804 ~ 1830 年)で、庶民の生活を厳しく律した安政の改革と天保の改革のはざまに栄えた。町人文化の享楽的な色彩が強い。この頃、川柳や浮世絵が流行し町人文化が華やかに開花した。当県の南木曽町の妻籠宿では、昭和43 年から、当時の町人生活を懐かしんで「文化文政絵巻の行列」が行なわれており、本年も11月23 日52 回目の行列がとり行なわれ、地元住民や県外の協力者ら250 人が武士や農民、旅人や町民の衣装で練り歩いた。一番の人気は木曽馬に乗った花嫁で、大勢の愛好家がカメラを向け1 万2000 人の観光客で賑わった。
県民分配所得は全国19 位
長野県の面積は1 万3561.6km2で全国第4 位と、福島県より小さく、新潟県より大きい。人口は210.2 万人で全国16 位。岐阜県より大きく、新潟県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は12.3%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は56.8%、65 歳以上の老年人口は30.8%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は6.1 兆円で全国19 位。一人当たり所得は292.7 万円であり、全国で福島県に次いで19 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は1.7%、第2 次産業は37.6%、第3 次産業は60.7%で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は6.2 兆円で全国17 位、人口当たりは296.4 万円で全国15 位となっている。
ホテルは軒数・客室とも伸びは低調
飲食店数は14 年で1 万1177 店。内訳をみると、食堂・レストランが1532 店で13.7%、専門料理店が3073 店で27.5%を占める。その中で多いのは中華料理店の985 店で8.8%を占める。次いでその他の専門料理店が960 店の8.6%と続いている。そのほか、すし店が377 店(3.4%)、そば・うどん店が824 店(7.4%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは2102 店(18.8%)、酒場・ビアホールは2111 店(18.9%)と多く、両者で37.7%を占める。以上のほか喫茶店は828 店(7.4%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は296 店(2.6%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は1052 店である。ホテル数は17 年で509 軒、客室数は2 万7041 室で、2000 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は1.0%、客室数は全国の45.9%に対して当県は8.8%となっており、ともに平均を下回っている。
----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。
2019年12月20日号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
電子版(ブラウザ版PDF)購入はこちら
https://sci.hitsdb.net/hb/user
----