福井県立恐竜博物館
福井県には観光の目玉として、県立恐竜博物館がある。当博物館は当初 1984(昭和 59)年 4月に、県立博物館として福井市にて開館。その後 1989(平成 7)年及び 99年に 2回にわたる恐竜化石発掘調査が実施され、小型肉食恐竜化石が発見されたことにより、福井県に注目が集まり、2000(平成12)年 7月、恐竜が発見された勝山市に「福井県立恐竜博物館」として開館された。その後、2007年と2013年にも恐竜化石発掘調査が実施され、全国的に恐竜への関心が高まり、福井県の恐竜の研究・公開の拠点として人気を呼ぶ結果となった。2013年にはアジア恐竜協会の事務局も置かれることになり、世界ではカナダの「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」と中国の「自貢恐竜博物館」と並び、世界三大恐竜博物館と称されることになった。勝山市はここで発見された 5体の新種の恐竜化石原本が認められ国の天然記念物に指定された。当地を訪れる観光客は年間 110万人を超えている。
県民分配所得は全国第 40位
福井県の面積は 4190.5km2で全国 34位と、富山県より小さく、石川県より大きい。人口は 78.7万人で全国 43位。徳島県より多く、佐賀県より少ない。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 12.8%、15~64歳の生産年齢人口は 57.8%、65歳以上の老年人口は 29.4%で、全国と比較すると、老年人口比率が高くなっている。県民分配所得は 2.5兆円で全国40位。一人当たり所得は 319.6万円であり、全国で静岡県に次いで 7位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 0.9%、第 2次産業は 34.1%、第 3次産業は 65%で、全国平均と比べると第 2次産業比率が高い。工業出荷額は 2.1兆円で全国 35位、人口当たりは 270.9万円で全国 19位となっている。
ホテル軒数・客室数とも低迷
飲食店数は 14年で 4199店。内訳をみると、食堂・レストランが 406店で 9.7%、専門料理店が 1095店で 26.1%を占める。その中で多いのは日本料理店の 347店で 8.3%を占める。次いでその他の専門料理店が310店の7.4%と続いている。そのほか、すし店が 183店(4.4%)、そば・うどん店が 272店(6.5%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは761店(18.1%)、酒場・ビアホールは 662店(15.8%)と多く、両者で 33.9%を占める。以上のほか喫茶店は 657店(15.6%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 152店(3.6%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 467店である。ホテル数は 17年で 76軒、客室数は5194室で、2000年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は 8.6%、客室数は全国の 45.9%に対して当県は 35.9%の伸びで、ともに平均を下回っている。
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