パークハイアット 京都のエントランス
ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社・米国シカゴ)は10 月30 日、京都・東山に「パークハイアット 京都」を開業した。同ブランドの日本出店は東京・新宿に続く2 軒目で25 年ぶりとなる。
ホテルは清水寺の参道、二寧坂に建つ創業142 年の老舗料亭「山荘 京大和」(本店・京都市東山区、阪口順子代表取締役)の敷地の一部を、竹中工務店(本社・大阪市中央区、佐々木正人社長)が借り受けて開発したもので、同料亭の耐震補修工事と並行して進められた。料亭内には日本庭園や江戸時代から続く茶室「送陽亭」など歴史的建造物が数多く現存している。
ホテル建物はこうした周囲の景観に調和するよう、瓦屋根など日本建築の技術を取り入れた低層建築に。客室はスイート9室を含む70 室を用意。和の趣を感じさせるしつらえで、スタンダードな客室でも45m2を確保する。このほかレストラン・バーなど飲食施設4 カ所、宴会場、スパ、フィットネスセンターなどを付帯する。
【パーク ハイアット 京都 概要】
所在地:京都市東山区高台寺桝屋町360 /敷地面積:8796.47m2/延べ床面積1 万4142.63m2/規模:地上2 階、地下4 階/施設構成:客室70 室、料飲施設4 カ所、宴会場1 室、スパ、フィットネスセンター
■https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-kyoto/itmph
45m2のビューデラックスキング
京大和による和朝食も提供するラウンジ「リビングルーム」

10 月29 日に行なわれたテープカット式典より、左からハイアット ホテルズ コーポレーションのアジアパシフィック担当グループプレジデント、デイビッド・ユデル氏/(株)竹中工務店 取締役名誉会長、竹中統一氏/(株)京大和 代表取締役、阪口順子氏/ハイアット ホテルズ コーポレーション取締役会エグゼクティブチェアマン、トーマス・プリツカー氏/パーク ハイアット 京都 総支配人、マーク・デ・リューヴァーク氏