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日本フードサービス協会 

2019年5月の外食産業市場動向  GWの休日数増で、売上は前年を上回る

【月刊HOTERES 2019年07月号】
2019年07月26日(金)
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 5 月は、GW 後半の6 連休から始まり、昨年と比べて休日が2 日多かったこともあり、連休期間中は堅調に推移した。連休後はその反動による節約志向などで客足が鈍ったものの、引き続き、季節メニューの投入やメニュー価格の改定等により客単価が上昇、全体の売上は103.1%と33 カ月連続して前年を上回った。
 
 業態別では、ファーストフード(FF)業態の全体の売上が103.9%と前年を上回った。「洋風」は、改元の祝賀ムードの中、過去の人気商品の再登場や新商品の投入で客単価が上昇、売上は104.2%。「和風」は、サイドメニューの価格改定、定食メニューの好調などで客単価上昇、売上104.9%。「麺類」は、携帯会社とのコラボキャンペーンにより客数が大幅に増加し、売上107.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は長い休暇で日常使いの弁当等が苦戦したものの、回転寿司が好調に推移したため、店舗減の中で売上は102.3%。「その他」は、「カレー」が連休期間中に一部店舗で休業日を設けたこと、「アイスクリーム」の会員アプリ入会キャンペーンが思ったほど振るわなかったことなどで、売上95.4%となった。
 
 ファミリーレストラン業態の全体売上は103.4% と前年を上回った。業種別では、「洋風」と「和風」は、GW 後の節約志向などもあり客数は減少するも、フェアメニューの好調等で客単価が好調し、売上は「洋食」101.9%、「和風」101.0%。「中華」は、テレビ露出の影響と連休期間中の集客好調により、売上は108.4%。「焼き肉」も、GW のファミリー需要等が好調で、売上は106.3%となった。
 
 飲酒屋業態は、長い休日がビジネス街の客足に影響したが、繁華街ではプラスに働き客数増加。「パブ・ビアホール」は連休明けに客足が鈍ったものの月末には回復し、売上101.5%と前年を上回った。

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