いま、客室担当者が「客室清掃」に関する悩みを抱えているという声を耳にする。
背景にあるのは、好調な宿泊需要である。チェックイン、チェックアウト時間が決まっている宿泊業界は、短時間で客室清掃をしなければならない。だが、メイドの確保がままならず、一人当たりで担当する客室数が増え、客室の品質を維持するのに苦労しているのだ。
これからの日本は、2019年ラグビーW杯、2020年東京オリンピック・パラリンピックなどの国際的なイベントを控えており、ますます外国人観光客の集客が期待できる。しかし稼働率が高まることで客室清掃などの品質を維持することが難しくなる。この問題をどう対応するのか。客室担当者だけではなく、経営者も考えなければならない問題である。
そこで本特集では、まず客室清掃の現状を把握するため、プロパティにアンケートを実施。そこから見えた結果をもとに、清掃関連団体やいくつかのホテルに話を聞いた。
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TABLE OF CONTENTS
32 総論 自社スタッフか、清掃業務委託か 岐路に立つホテル業界
37 客室清掃に関する悩み/ 1 問1 答 香港で働くエグゼクティブハウスキーパーが語る日本と香港の違い
「ラグジュアリーホテルは自社スタッフでハウスキーピングを行なう」
INTERCONTINENTAL HONG KONG Executive Housekeeper 三浦 亮氏
38 ハウスキーピング Innovation
日々のメンテナンス力が 劣化を防ぎ、コスト低減につながる クリーニングの新機軸を提案 ㈱アイ・ビー・エス
40 Case Study1 ホテルニューオータニ
42 Case Study2 城山観光ホテル
44 Case Study3 アンダーズ 東京
46 Case Study4 セラヴィリゾート泉郷
48 Case Study5 ホテル法華クラブグループ
50 すぐに使えるルームカルテ
51 押さえておきたい客室の基本的な用語
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