2018年10月2日、横浜ロイヤルパークホテルは既存のレストラン&バンケット「フローラ」を、ハラールやベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーなど多様な食のニーズに対応する「ユニバーサル・レストラン」へと業態を変更し、オープンする。
これまでさまざまなホテルやレストランでメニュー内でベジタリアンやハラールなど、食のニーズの多様化に対応するレストランはあったが、レストランそのもののコンセプトをそこにフォーカスした業態はなかった。
本取り組みの背景として、横浜ロイヤルパークホテルの総支配人 雄城隆史氏は、「訪日外国人の増加によるムスリム旅行者の増加」や、東京五輪やラグビーワールドカップなど「国際的なスポーツイベントの開催」、そして、ベジタリアンやグルテンフリーなど「食のニーズの多様化」と同時に、同ホテル近隣に石油関連企業や多国籍で事業を展開する企業のオフィスがあることによる潜在的なニーズへの対応にあると語る。
国際的なイベントも多数開催されるパシフィコ横浜の近隣ホテルということもあり、大きなイベント開催時には同レストランの存在が鍵となり受注獲得に貢献する可能性もある。
本プロジェクトは今年1月より開始。キッチンの整備やスタッフのトレーニングなどを経てユニバーサル・レストランの開業へと至った。




同レストランは10月1日にハラール認証を取得し、レストランだけでなくルームサービスにおいてもハラール料理の提供が可能となった。
10月1日にはメディアや関係者へのお披露目イベントが開催され、多数のメディアや同レストラン実現のサポートをした一般社団法人ジャパン・ハラール・ファンデーション関係者、インドネシアなど各国の大使館関係者も出席した。