インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)は2015年後半、ホリデイ・インとして世界最大規模のホテル「ホリデイ・イン メッカ アブラージュ アル タイシール」を開業する。増加するイスラム教徒の巡礼需要に応えるもので、5つの高層棟のうち2棟の1650室を年末までに開業し、その後3年間で残り3500室を順次オープンする。客室数の合計は5154室になる見込み。
同ホテルは、巡礼者が訪れるグランド・モスクから900メートルの位置にあり、ホテルの窓からモスクを一望できる。各棟にはオールデイダイニングを備え、団体客の要望に応じたメニューにも対応するという。先行オープンする2棟には、会議室やフィットネスセンター、クリニックなども設ける。
IHGはサウジアラビアで40年前からホテル事業を展開。これまでにインターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・インの3ブランドで25軒を開業し、計5900室を運営している。巡礼需要が拡大傾向にあることから今後もホテル開発を積極的に進める方針。3年から5年以内に9軒のホテルをオープンする予定。首都のリヤドで中東初のホテルインディゴを開業するほか、メッカでは16年にも、2番目に客室数の多いホリデイ・インをオープンする予定。
IHG
5,154室の最大規模「ホリデイ・イン メッカ アブラージュ アル タイシール」2015年後半オープン
2015年06月25日(木)