昨年初開催された「オリーブオイル関西2016」の様子。各国から多種多様なオリーブオイルと生産者、研究者、関係企業が集まり、充実した内容となった
オリーブオイルに特化した国際的商談専門見本市「オリーブオイル関西2017」が10 月11 ~ 13 日まで、大阪市南港の「インテックス大阪」で開催される。初開催となった昨年は、世界13 カ国から78 社が出展。同時開催の食に携わる見本市3 件も含め、計3万人以上の来場者を集めた。ここでは、第2回となる今年の開催内容や見どころについて、主催者の(一財)大阪国際経済振興センターでディレクターを務める樋渡知博氏に聞いた。
初開催の昨年は大盛況
関連企業や生産者が一堂に
世界第4位のオリーブオイル輸入量を誇り、各国の生産者や業界関係者から注目を集める日本。その日本のオリーブオイル市場にダイレクトに参入できる機会を提供し、最新技術で製造したオリーブオイルも披露される、日本唯一のオリーブオイルの国際商談専門見本市「オリーブオイル関西2017」が10 月、昨年に続きインテックス大阪で開催される。出展対象は、食用オリーブオイルならびに食用オリーブビジネスに携わる全世界の企業や生産者だ。その中には、栽培機器や資材、研究開発、イノベーションに関わる企業なども広く含まれる。一方で来場対象者も、ビジネスマッチングを目的に、小売業、輸入業者、レストラン業者から、食品サービス業者、料理学校関係者、食品製造業者など幅広い。
同見本市は昨年初開催にも関わらず、イタリアのオリーブオイル業界の重鎮で、「国立オリーブ/オリーブオイルアカデミー」の総長を務めるリッカルド・グッチ教授をはじめ、国内外の著名な業界関係者を特別セミナーの講師として招聘。これまで国内では知り得なかったオリーブ栽培や製造技術に関する最新事例、イノベーション、技術の発表を行なったほか、関西を拠点とするレストランのシェフによる、オリーブオイルを使った和食、イタリアン、スペイン料理のライブクッキングでの披露も行なわれた。さらに、特別協力団体の(一社)日本オリーブオイルテイスター協会(以下、JOOTA)に所属するオリーブオイルのプロフェッショナルが導くビジターガイドテイスティングツアー、オリーブの盆栽展なども行なわれ、大盛況のうちに幕を閉じた実績を持つ。