個室、テーブルも用意されているがなんといっても「龍眉虎ノ尾」中華の醍醐味を味わえるのはこのカウンター席だ
際コーポレーションが中華の高価格帯店舗を西麻布に開業した。中国料理を日本全国から集めたえりすぐりの食材と共に“ 日本の歳時記にちなんだ食文化” と組み合わせ提供する「龍眉虎ノ尾」だ。今回の出店は15 年以上前から会長兼社長の中島武氏が温めてきた「日本の食材・四季の食材を用いた中国料理」という発想が実現されての出店だ。“ 食の歳時記” を表現する場として料理人の多様性を誇る際コーポレーションの個性を生かすべく、料理人も季節により変えていく。さらに料理人、お客さま共に食を通し、コミュニケーションを楽しめる店を作っていきたいという。店名は「龍がまっすぐ前を見据え、虎が尾の先まで神経を行き渡らせている様」を現す。その名のごとく店舗一丸となり姿勢を正し料理に向き合い、人とも食材とも“ 一期一会” の出会いを大切にする、それが「龍眉虎ノ尾」の在り方だ。日本の歳時記は古来中国から伝わった暦の考え方や風習から根付いたものも多いという。それら二つの国が培ってきた文化を、“ 際流” がどのように表現、提案していくのか今後が楽しみだ。
取材・本誌 毛利 愼
DATA
所在地=東京都港区西麻布4-2-10/電話=03・3486・5560/営業時間=ランチ11:30~15:00、ディナー18:00~23:00/定休日=日曜・祝日/URL:http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/419//経営=際コーポレーション㈱/店舗面積=85.13㎡(内、厨房面積21.86㎡)/席数=32席(カウンター10席、テーブル12席、個室10席)/客単価=ランチ1000円、ディナー2万5000円