おでん、ほうじ茶プリン(手前から逆時計回りで)賛否両論特製鶏つくね、にらたま、うずまき、各400円、大根、しらたき各250円。おいしい出汁、手作りの芥子(笠ちゃん辛子)は本格的な味。ほうじ茶の香り豊かなプリンは持ち帰り可。
おいしいものを気軽に味わえる
甘味処のよさを笠原将弘氏が再構築
笠原将弘氏の日本料理店「賛否両論」は、今最も予約がとりにくい店だ。笠原氏は、「日本料理の代名詞は高級日本料理といわれ、若者がいかれる値段ではありません。日本料理をもっと気軽に親しめる店があってもいいと思い、「賛否両論」を開きました。万人に好かれなくても僕のやり方を認めてくださる方が来てくださればいいという意味を込めて店名をつけました。また、僕は中学生の頃からお菓子作りが好き。それで、かつて町のあちこちにあった小腹をみたし、安らげる甘味処をつくれたらと思うようになり、それが実現してうれしい」と話す。こだわりのメニューの3つの柱はほうじ茶、出汁、スイーツ。「とり将プリン」や「ガトーほうじ茶」などのスイーツ。出汁を使った「炊き込みごはん」「お茶漬け」や本格種の「おでん」は絶品。ほうじ茶は熱くなどの、細かな心配りのお休み処は、心がほっこりする。
地下鉄広尾駅から3分。笠原氏は「毎日あらゆる時間に寄り道をしたい場所」という。木材と白壁を生かしたすっきりした内観は親しみやすい。
料理監修
笠原将弘氏(右)
料理長
矢部美奈子氏
東京都渋谷区広尾5-17-4 Tel. 03-6409-6855
営業時間
10:00〜21:00(ラストオーダー20:30)
定休日▶月曜日(祝日の場合翌火曜日)
セットメニュー▶寄り道ほうじ茶パフェセット1,000円、寄り道特製鯛茶漬けセット1,500円
アラカルト▶とり将プリン350円、おでん250円〜、出汁200円
ワイン▶グラス700円
席数▶ダイニング28席(テラス席6席含む)
個室▶なし
サービス料▶なし
クレジットカード▶可
経営▶株式会社ショウエイ
開業▶2017年4月8日