ロボットからのアナウンスに沿って音声認識またはタッチパネルを利用してチェックインすると、ゲストのルームキーが自動で発行される
3 月15 日、㈱エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区)子会社H.I.S ホテルホールディングス㈱(本社:東京都新宿区)による「変なホテル舞浜 東京ベイ」が開業した。2015 年7 月に長崎県ハウステンボスに開業した「変なホテル」の第2 号店。
同ホテルは、9 種類140 体以上のロボットが稼働。敷地面積約2000㎡の場所に、日本のサービス型ロボット技術が集積されている。スタッフは正社員3 人、契約社員・パートナー社員4 人の計7 人。ルーティン業務はロボットが、エマージェンシー対応はスタッフが行なう。




第1 号店と同じく、フロントに設置された恐竜ロボットがゲストのチェックイン・チェックアウトをサポート。日本語だけでなく、英語・中国語(簡体)・韓国語の計4カ国語に対応。海外のゲストはパスポートをセンサーにかざすとチェックインができる。
客室は全100 室。客室構成は、スタンダードツイン(18.5㎡)、スタンダードトリプル(23.5 ~ 24.5㎡)、コーナーツイン(26㎡)。2 名~ 4 名利用の客室をそろえている。昨今、マットレスが大ブームだが、同ホテルでは、新幹線座席に使用されている東洋紡が開発したマットレスを導入。また、日本のホテル初であろうクローゼット型クリーニング機が導入されている。そして、客室の注目アメニティとなるのがAI(人工知能)を搭載したコミュニケーションロボット「Tapia(タピア)」。タピアに話しかけることで、テレビ・空調・照明のオン・オフが、音声とタッチパネルにより操作可能。人の手の形を識別することで、じゃんけんなどの遊び機能も搭載している。
なお、変なホテルの第3 号店は、愛知県のテーマパーク「ラグーナテンボス」周辺に建設予定。その後、東京、大阪、京都に出店していくという。

変なホテル舞浜 東京ベイの外観
DATA
所在地=千葉県浦安市冨士見5-3-20/☎047・316・2828
アクセス=JR「舞浜」駅から徒歩約18分
開業年月=2017年3月15日/規模=地上5階建て
駐車場=20台収容/総客室=100室/スタッフ数=7人/運営=H.I.S.ホテルホールディングス㈱