鈴木 郁
Kaoru SUZUKI
成城大学卒業。2013 年より㈱J.D. パワー アジア・パシフィック 代表取締役社長。20 年以上にわたり30 業界以上の顧客満足度調査を実施し、日本企業の顧客満足度(CS)の実態と業界の動向を把握。調査とコンサルティングを通して、多くの企業のCS改善に尽力している。
㈱J.D. パワー アジア・パシフィック
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-1-5 虎ノ門45MT ビル8F
03-4550-8117(代)
URL= http://japan.jdpower.com
宿泊旅行統計調査によると、2015 年は延べ宿泊者数が5億人泊を超え07 年の調査開始以来最高となりました。16 年も訪日外国人旅行者数は堅調です。15 年度建築着工統計調査によると、宿泊業・飲食サービス業用の建築物着工面積は前年比14.1%増で、新規ホテル建設も進んでいます。こうした中、J.D. パワーでは11 回目となる「2016 年日本ホテル宿泊客満足度調査」を昨年11 月に発表いたしました。訪日外国人旅行者数の増加もあり、今後も宿泊需要は高まっていくと思われます。
当調査では、ホテルの提示する正規宿泊料金や客室面積をもとにA、B、C、D の四つの部門に分け(※)、宿泊客満足度を測定しています。満足度の測定にあたっては、「予約」「チェックイン/チェックアウト」「客室」「F&B(料飲)」「ホテルサービス」「ホテル施設」「料金」の七つのファクターを設定し評価を得て、総合満足度スコアを算出しています。