唐津くんちが世界文化遺産に
「京都祇園祭りの山鉾行事」など18 府県33件で構成する「山・鉾・屋台行事」をユネスコの無形文化遺産に登録することになった。佐賀県の「唐津くんち」もその一つとして文化遺産登録が予定されている。「唐津くんち」が今日のような形をとるようになったのは江戸時代の1819 年頃で、ほぼ200 年の歴史を持つ。祭りは、乾漆で製作された巨大な曳山が、笛・太鼓・鐘の囃子に合わせた曳子たちの「エンヤ・エンヤ」「ヨイサ・ヨイサ」の掛け声とともに唐津市の城下町を練り歩く。この曳山は14 の町から一つずつ保存され、代々引き継がれてきた。お祭り期間は10 月の9 日から、盛り上がりは11 月2 ~ 5 日で、この間の人出は50 万人を越え、周辺からの観光客で街は埋めつくされる。
幼年人口が多い
当県の面積は2440.7㎢で全国42 位と鳥取県より小さく、神奈川県より大きい。人口は83.8 万人で全国41 位。山梨県より大きく、和歌山県より小さい。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は14.0%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は58.6%、65 歳以上の老年人口は27.4%で、全国と比較すると14 歳以下の幼年人口が多い。県民分配所得は2.1 兆円で全国44 位。一人当たり所得は251.3 万円であり、全国で奈良県に次いで第37 位と低い。産業別構成比をみると、第1 次産業は2.6%、第2 次産業は28.5%、第3 次産業は67.9%で全国平均と比べると2 次産業比率が高い。工業出荷額は1.7 兆円で全国39 位。しかし人口当たりは204.7 万円で全国26 位となっている。
ホテル客室数は伸びている
飲食店数は14 年で4050 店。内訳をみると、食堂レストランが449 店で11.1%、専門料理店が1070 店で26.4%を占める。その中で多いのは日本料理店の359 店で8.9%を占める。次いで中華料理店が326 店の8.0%と続いている。そのほか、すし店が162 店(4.0%)、そば・うどん店が146 店(3.6%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは971店(24.0%)、酒場・ビアホールは821 店(20.3%)と両者で44.3%を占める。以上のほか喫茶店は278 店(6.9%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は146 店(3.6%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は443 店である。ホテル数は14 年で58 軒、客室数は4738室で90 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の82.3%に対して当県は123.1%と大きく伸びている。客室数も全国の105.1%に対して当県は224.5%の伸びで、平均を上回っている。
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