1968 年に創立された、世界85 カ国650 以上の独立系ホテルが参画するホテルブランド「プリファード ホテル グループ」が今年「プリファード ホテルズ & リゾーツ」としてリブランドを行なった。そのリブランドのねらいや今後の展望について、同グループの代表取締役社長 兼 経営最高責任者であるリンジー・ユベロス氏に聞いた。
聞き手 本誌・岩本 大輝 文 寺田 直子 撮影 林 正
ブランドを一つに集約し
ブランド力をさらに高める
❒ まず、プリファード ホテルズ&リゾーツの概要を教えていただけますか。
1968 年に創立された世界最大の独立系ホテルブランドです。85 カ国650 以上の個性的なホテル、リゾート、レジデンスなどに加盟していただいいます。世界約40 都市にオフィスを置き、グローバルにグループ、法人、レジャーといった個別のマーケットへの戦略的営業、統合型のマーケティング・ソリューション、包括的な収益管理、全世界でアクセス可能な予約システム、革新的なディストリビューション・テクノロジー、さらにゲストのニーズに合わせたサポートなど、多岐にわたるサービスを提供することで付加価値を高め加盟施設の目標達成をサポートするのが強みです。
❒ 今回のリニューアルの目的はどこにありますか?
二つのシンプルな背景があります。まずゲストに対してわが社のブランドの認知度を高めること。そして今回、複数ブランド展開をしていたプリファード ホテル グループからプリファード ホテルズ& リゾーツという一つのブランドによる企業体系にリブランドすることでよりシンプルに消費者にアピールしブランド力を高める。そして、最終的にはナンバーワンの世界最大独立系ホテルブランドになること。それが大きな目的です。