パークホテル東京の客室「アーティストルーム 芸者金魚」
全国的に好調な宿泊需要の中、将来を見据えた客室リニューアルが行なわれている。それでは、この1年間でどのようなリニューアルが行なわれたのだろうか。そしてこの時代、顧客ニーズを捉えゲストから支持される客室とはどのようなものだろうか。
三井ガーデンホテル プラナ東京ベイは7月10日に全館リニューアルオープン予定、ファミリー向け強化
各社の状況を見ると、面白い共通項が判明した。「収容人数(Capacity)の増加」、落ち着いた「色調(Color)」、日本の「文化(Culture)」、客室の「清掃(Clean)」、睡眠環境などを整えた「コンセプトルーム(Concept)」、アニメやマンガに登場した「キャラクタールーム(Character)」など、頭文字に「C」を冠するリニューアル事例が頻発しているのだ。
本誌5月8日号特集『ADR10%増に共通する“C”の魔法』では、前述のCのほか「Child(子供)」、耐震基準の見直しから「Construct(施工)」、そして眺望を加えた“C”にまつわる現在のトレンドを紐解くことにより、客室リニューアルを成功に導くソリューションを提案する。各ホテルのケーススタディはもちろん、既存施設の大規模リニューアルを実施中の東急ステイサービスと設計・デザインを担当する東急ホームズの座談会、そして空間づくりのプロフェッショナルである丹青社にこれからのホテルリノベーションの在り方を聞いた「朝にサービスを集約したWellbeing(健幸)という考え方」も必見だ。
なお、カラーページでは、客室全体をアーティストが装飾する「Artist in Hotel」プロジェクトを展開するパークホテル東京、ホテル開業15週年を記念して「ハーモニースイートルーム」を新設したウェスティンホテル淡路など9ホテルについてデータを含んで紹介している。最新の客室改装事例を参考に、ご自身のホテルへフィードバックしていただければと思う。
HOTERES5月8日号はこちらでお買い求めいただけます。
http://www.hoteresonline.com/hoteres/65
横浜桜木町ワシントンホテルは80室を「スーペリアルーム」としてリニューアル