日本は古くから「崩れ積み」と呼ばれる方法で、大小さまざまな石を組み合わせて、強固な石垣を造ってきました。ホテルも同じで、多様な個性を持った人材を組み合わせることで、強固な組織を創ることができると考えています。
伝統的なホテルが、お客さまとスタッフの関係がご主人さまと召使いの関係であるのに対して、当社では、お客さまとスタッフは対等であるという理念の下、お客さまには誇りを持ってご宿泊いただき、スタッフには誇りを持ってお客さまをお迎えすることのできる「新都市型ホテル」を展開してまいりました。そのためには、マニュアルに基づいた画一的なサービスではなく、スタッフの個性に基づく自発的なサービスをお客さまに提供していくよう教育しています。
ハードでは立地にこだわり、「高品質」「高機能」「環境対応型」のホテルとして、無駄なスペースをなくす一方で、ベッドやテレビ、アメニティなどお客さまが本当に求めるもののグレードを上げてきました。同時に、サービスにおいても、無駄なサービスは行なわない一方で、本当にお客さまに必要なサービスを提供することを心掛けています。
さらに、当社では客室料金については、需給に応じた機動的な価格付けを行なっていますが、これは支配人に大きな裁量を与えることで可能となっています。早ければ新卒で入社して、20 代のうちに支配人としてホテルの経営まで任されることにもなり、これが社員のやりがいにつながっています。こうしてマニュアル人間ではなく、自分の頭で考えることのできる人材を育てていくことが、当社の強みとなっています。
アパホテル
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