日本ホテル協会は、春季通常総会を2025年3月27日に開催した。
また、任期満了に伴い新役員を発表。新会長には、㈱ロイヤルホテル会長 䕃山秀一氏が就任。副会長は続投で、原 信造氏(㈱ホテル、ニューグランド代表取締役会長兼社長)、新任で成瀬正治氏(㈱ホテルオークラ東京 代表取締役会長)が選任された。
䕃山新会長は、「日本ホテル協会100年の歴史の中で、東京以外のホテルから会長が選任されたのは3人目。4月13日からの「EXPO2025大阪・関西万博」開催を受け、公式キャラクター ミャクミャク柄のコースターを作成し、協会としても国内外からの観光需要をさらに盛り上げていく。過日、地元民を招待して万博対応を行なったところで、満を持して挑む所存」と挨拶。2024年のインバウンド数は過去最大の約3,700万人、同消費額は約8.2兆円だったことから、「EXPO2025大阪・関西万博」でさらにインバウンド数は拡大すると士気を高めた。
また「会員ホテルの社会的貢献に対する会長表彰」の表彰式も行なわれた。
本年で6回目を迎える本表彰には、14ホテルから応募があった。表彰委員会(小林節委員長)が、取り組みの「新規性・先進性」、「効果・成果」、「継続性・持続性」、「展開性・発展性」、「社会的評価」五つの観点から、ホテルの規模と取り組み内容を区分して審査し、二つの会員ホテルに最優秀賞、七つの会員ホテルに優秀賞が授与された。
最優秀賞 ※五十音順
【総合型・従業員200名以上】
パレスホテル東京
未来を、もてなす。~「人」「社会」「自然」の視点で~ (最優秀賞)
【個別型・従業員200名以上】
ホテルメトロポリタン エドモント
食べ残しの持ち帰り促進ガイドラインの作成協力と普及活動について
優秀賞
【総合型・従業員200名以上】
SHIROYAMA HOTEL kagoshima
「進化し、深化する。」SHIROYAMA HOTEL kagoshimaのSDGs
【総合型・従業員200名以上】
ホテルニューオータニ
「気づけばSDGs」活動の拡大と進化
【総合型・従業員200名未満】
芝パークホテル
芝パークホテルにおけるSDGsの活動 “サステナブル(持続可能)な旅に貢献するために私たちができること”
【総合型・従業員200名未満】
南の美ら花ホテルミヤヒラ
SDGs推進 美ら花の社会貢献2024
【個別型・従業員200名以上】
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング
「For Wellness プロジェクト」 ~ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングの持続可能な地域共生の取組み~
【個別型・従業員200名未満】
ホテルカデンツァ東京
地域に開かれたホテル運営に伴う社会貢献活動
【個別型・従業員200名未満】
ホテルニューオータニ高岡
震災復興そして地域との取り組みについて
また同会の「経営者セミナー」では、旅行作家の山口由美氏による「世界の富裕層は旅に何を求めているのか」と題した講演が行なわれた。一般的に日本で描く富裕層旅行とは、「大都市や有名観光地の便利なロケーション」「揚げ全据え膳の丁重なサービス」「安全安心、楽であること」「特別感」「豪華・贅沢」「高級食材の美食」などがあげられるが、いま世界では別のフェーズに入っているという。
「世界のトレンドになっている新しい富裕層旅行は、①唯一無二の体験を提供する新しい目的、②ゲストのニーズに合わせたフレンドリーなサービス、③冒険心・知的好奇心、④プライベート感、⑤サステナビリティ、社会貢献、⑥地産地消の健康的な食事」だと山口氏は感じているという。自身が体験したへき地と思える環境の宿泊施設やこれから訪れる予定地を紹介しながら、自身の見解を紹介した。

