(株)ユニスト・ホールディングス(大阪市西区)は、ホテル運営管理システムを手掛ける台湾系のドンケン・テクノロジーズ(株)(和歌山市)と、ホテル運営・清掃・リネンサプライの共同展開を目的とする合弁会社「(株)ホテルマネジメントいとをかし」を2月1日に設立することに合意した。
ドンケン・テクノロジーズは宿泊施設の予約、部屋割り、精算を自動処理することで、無人運営ができる独自システムを開発・提供している。また、その完全親会社である敦謙国際智能科技股份有限公司(台湾台中市)は、ホテルの自動チェックインシステムやAIを活用したオペレーションシステムを開発し、自社ブランドのほか受託も併せて、台湾で約150棟のホテルを運営している。
一方、ユニスト・ホールディングスの完全子会社である(株)日本ユニストは、大阪で全223室の「Willows Hotel 大阪新今宮」(譲渡済)や、和歌山県の1棟貸し宿とコンテナホテルからなる「SEN.RETREAT」など、宿泊施設の自社開発から運営までを手掛けてきた。
設立の背景として、日本国内のホテルは需要過多となっているが、コロナ禍でハウスキーピングやリネンサプライの業者が減少している。業者が減少した影響で、全室稼働をできていない施設もある状況となっている。そのため、清掃・リネン・運営を一気通貫で受託することで、一貫した高品質なサービスを提供し、過熱する需要にも対応できるように事業を展開する。
合弁事業の内容は主にスモールラグジュアリーホテルの運営、客室清掃管理、リネンサプライ事業となる。
合弁会社概要
名 称 :株式会社ホテルマネジメントいとをかし
所在地 :和歌山市美園町5-4-6 ライフビル2・3階
代 表 :山口和泰
設 立 :2024年2月1日
事業内容:ホテル運営の受託、リネンサプライ、ハウスキーピングサービスの提供
資本金 :3,000万円
従業員数:4人
出資比率:株式会社ユニスト・ホールディングス 67%
ドンケン・テクノロジーズ株式会社 33%