一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は12月11日、会員ホテルの2023年11月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は225軒の協力ホテルのうち125軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2023年11月の全国平均は83.7%、前年同月82.4%と1.3ポイント増の結果となった。
11月は「全国旅行支援」での集客ができていた昨年と速報値では同水準の結果となった。加盟ホテルからはコロナ禍前の2019年の状況に戻った、との実感が多くコメントで寄せられていたという。
また、インバウンド需要の取り込みを主に、関東地区、近畿地区、北陸地区の利用率が高まっている。京都では紅葉シーズンの集客、その他の地域でもスポーツイベントやコンサート、学会などでの集客が好調であったとのこと。
東京都の利用率平均は91.0%と高水準であり、このうち7~8割が外国人利用、アジア圏のゲストを主に、欧米からのゲストが増加傾向にあると担当者は述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp