一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は10月10日、会員ホテルの2023年9月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は222軒のうち123軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2023年9月の全国平均は79.9%、前年同月74.7%と5.2ポイント増の結果となった。
9月は全国平均では前年を上回ったが、多くの地域で前年を下回る結果となった。引き続きインバウンド需要により関東地区、特に東京都の稼働が好調で全国平均を押し上げていると同連盟は述べる。加えて、東海地区ではF1グランプリ開催、近畿地区では阪神タイガース優勝による宿泊特需が影響したとのこと。
10月の稼働見込みとして、いずれの地域でもインバウンドを主に、行楽シーズン、ビジネスの需要増により、予約状況が好調であるとの報告が多く寄せられているという。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp