2023年 5月 12日、ワシントンホテルは、2023年 3月期の連結決算を発表した。それによれば、ワシントンホテルの 2023年 3月期決算は、売上高175億 3200万円（前期比105.1％増）、営業利益 29億 8900万円（前期は営業損失 32億 4300万円）、経常利益28億 1500万円（前期は経常損失 31億 800万円）、当期純利益 32億 1500万円（前期は当期純損失 32億 6100万円）となった。
 
　同社では、行動制限の解除により外出機会が増加し、全国旅行支援等の観光振興事業の後押しもありレジャー需要が回復したこと、および訪日外客数も水際対策が緩和され増加したことなどに加え、競争力強化投資として、既存施設の大規模リニューアルや、他ホテルとの差別化、利便性の向上を図った結果としている。
 
　2024年 3月期の見通しについては、新型コロナウイルス感染症の分類が第5類に引き下げられることや、水際対策の緩和等により事業環境は総じて良化するものの、エネルギーコストをはじめとする原材料の価格高騰などを鑑み、売上高は 192億 7900万円（前期比 10.0％増）、営業利益は 17億 300万円（同 43.0％減）、経常利益は 12億 8000万円（同 54.5％減）、当期純利益は 12億 4200円（同 61.4％減）を見込むとしている。