菓子メーカー「シャトレーゼ」を中核とする(株)シャトレーゼホールディングスは、2023年 5月 31日、地元、甲府市の老舗ホテル「談露館」(本社:山梨県甲府市)の株式を取得し、子会社化した。
談露館は 1887年創業で、伊藤博文など歴代首相も宿泊したとされる甲府市中心部の老舗ホテル。新型コロナウイルスの感染拡大などもあり、宿泊や宴会の収入が大きく落ち込み赤字経営が続いていた。
今後は「シャトレーゼホテル談露館」のブランドで営業を継続しながら、建物の外観、内装の工事を進めていき、年度内には完成させたいとしている。また同社がもつノウハウを生かし、カフェやワイナリーなども展開していく予定となっている。
シャトレーゼホールディングスは、これまで山梨県内で 4施設、長野県内 3施設、北海道内 2施設を買収。今回が 10施設目となる。同社では、ホテル事業を菓子などに続く新たな基幹産業としてさらに注力していく。
談露館外観