店舗外観。創業23年、初の京都外での勝負の地に選んだのは新橋。駅から徒歩2分とロケーションもいい地で「あかやしろ」は新たな挑戦を始めた
鮮度の高いホルモンや赤身肉をコスパよく提供すると京都で人気の、「焼肉ホルモン あかやしろ」が、「焼肉ホルモン あかやしろ 東京本部」開業で東京初上陸を果たした。
同店は素材の品質にこだわり、丁寧な仕事をすることでリーズナブルな価格を実現している。加えて、流通量に限りのある厳選素材を鮮度高く、それぞれに最適なカットを店舗で施し提供することを大切に、店舗を一定の規模以上に大きくせず成長してきた企業だ。その丁寧な経営姿勢は日々の市場との付き合いにも現れており、彼らとの付き合いを大切にし、市場で在庫の多くなった部位を通常より安く仕入れられるようするなど、お値打ち価格での提供を実現するルートを育ててきた。こういった市場との関係は、京都のみならず、まだ取引が始まって日の浅い東京都中央卸売市場食肉市場(通称、“芝浦”)ともすでにできつつあり、上タンやホルモン、ハラミにカルビといった赤身に至るまで、幅広い部位を豊富にそろえることに成功している。
同社では現状の「あかやしろ」業態と同じスキームで今後の店舗展開を考えており、東京出店に至った理由のひとつに、お客さまにも店舗側にもバランスのよい経営をするには、京都の商圏では現在の4店舗がベストだと考えたことがあったという。このベストバランスは商圏により店舗数などは変わってくるが、店舗間でお客さまの取り合いになるなどの無理が生じないバランスを大切にしたいといい、東京以外のエリアも視野に今後の事業展開をすすめていきたいという。
いずれにしても、味も雰囲気も非常に“いい店”がまたひとつ、新橋に誕生したと思う。ぜひ、足を運んでみてもらいたい。
「焼肉ホルモン あかやしろ 東京本部」
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13283290/
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp