訪日は94.7％減の12万400人出国は88.7％減の17万1500人

　日本政府観光局（JNTO）による訪日外客数・出国日本人数の 2022年 6月の推計値がまとまった。訪日外客数は 12万 400人（COVID-19（新型コロナウイルス）の影響前の 2019年同月比95.8％減）となった。
 
　2020年 1月下旬以降の COVID-19の世界的な拡大により、日本を含め多くの国々で感染状況に応じた出入国制限の緩和・強化が繰り返されてきたが、最近では、世界的に緩和の傾向が強まっている。
 
　日本においては、2022年 3月から観光目的以外の新規入国が一定条件下で再開され、訪日外客数は 3カ月連続で10万人を上回った。６月には外国人観光客向けに添乗員付きパッケージツアーの受入れも再開されたが、入国制限等の影響もあり、COVID‐19の影響前の 2019年同月比 95.8%減の 12万 400人にとどまっている。
 
　市場別では、韓国は 1万 1200人（対 19年同月比 98.2%減）であった。COVID-19の拡大により、日本政府による検疫強化（検査・待機等）、査証の効力停止等の対象となっている。中国は1万 4700人（対 19年同月比 98.3％減）。台湾は、2400人（対 19年同月比 99.5%減）。香港は 800人（対 19年同月比 99.6%減）だった。
 
　東南アジアにおいて、タイは 2500人（対 19年同月比 96.0%減）。シンガポールは 1400人（対19年同月比 96.0%減）。
　豪州は 1600人（対 19年同月比 95.7%減）。カナダは、1200人（対 19年同月比 95.3%減）。米国は、9700人（対 19年同月比 94.5%減）だった。 このほか、出国日本人数においては 17万 1500人（対 19年同月比 88.7%減）だった。

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