一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会(本部・東京都千代田区)は 3月 10日、新検定となる「HRS接客ベーシック検定」の第 1回目の開催を、6月より取り行なうことを発表した。「HRS接客ベーシック検定」は外食産業に従事する人々、またはそれを志す人々や学生を対象に、同協会独自の資格検定として手掛けるものであり、昨年秋に新たに創設されたもの。 飲食業界が人手不足の課題を抱えるなか、従業員の育成、接客サービスに求められる基本知識・動作やホスピタリティマインドの醸成などを、講習会と試験を通して習得できるプログラムを展開することで、企業の教育研修の一助となることを目的とする。
検定試験の 2カ月前に、教本による「料飲サービス基礎講座」として講習会を開催し、食品・食材等の基礎知識 接客の基本、テーブルサービス、危機管理、食品衛生などを講義する。講習会はオンラインを活用した学習方法も準備を進めているという。
第1回目の開催は6月26日に講習会、9月4日に検定試験を取り行なう。会場はともに東京都渋谷区の服部栄養専門学校にて行なわれる。受験料金は 2万円(教本、講習会、検定試験受験料含む、税込み)、定員は各 100名。
同協会 会長の森本 昌憲氏は「料飲サービスのプロ集団として長年の経験を活かし、接客サービスの場で必須の基礎知識、技能やマナーを短時間で習得、即実践できるプログラムを創りました。企業や学校と共に団体、職域での講習会・検定試験を広く開催して今年の検定認定者 3000名を目指します」と述べる。
会長の森本 昌憲氏