2012 年5 月17 日、3 年にわたる閉館を経て新たに生まれ変わったパレスホテル東京。開業から3 年が経過した現在、ホテル業績は非常に好調に維持されているという。同ホテルを率いるのは、48 歳の若さで総支配人に就任した渡部勝氏だ。「日本を代表するホテルをつくりたい」という目標に向かって邁進する渡部氏に、開業からこれまでの取り組み、そして今後の展望を聞いた。
聞き手・本誌 岩本大輝 撮影・林 正 文・アクセント
ターゲティングと
コンセプト設定に成功し
新たな顧客層の取り込みに成功
❒ 新生パレスホテル東京が開業して3 年がたちましたが、これまでの手応え、そして各部門の業績について教えてください。
開業以来アベノミクス効果、円安、訪日外国人の増加などが追い風となり、おかげさまで好調に推移しています。