多様化するホテルブランド
なぜ、ホテルブランドはいまだに増え続けるのか
最多のマリオット・インターナショナルで19ブランド、アコーホテルズが17ブランド、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)とヒルトン・ワールドワイドが12ブランド、スターウッドホテル&イゾーとハイアット ホテルズ コーポレーションが10ブランドと、日本に進出しているグローバルホテルチェーンはすでに多数のホテルブランドを展開している。
そしてさらに、昨年から今年にかけてスターウッドが「トリビュート・ポートフィリオ」を、ヒルトン・ワールドワイドが「キャノピー by ヒルトン」を新設したほか、昨年アコーホテルズが「ママシェルター」への出資によって、同じく昨年ihgが「Kimpton Hotels & restaurant」を買収することによってなどグループに加えている。なぜ、いまだにホテルチェーンはその展開ブランドを増やし続けるのであろうか。
成熟する市場と、それに伴い多様化する価値観、そして他店舗展開を実現し右肩上がりの事業構想を描くグローバルチェーンの思惑……。さまざまな背景の中、世界市場ではホテルブランドが多様化し、さらにそのトレンドは着々と変化・進化をしている。そして、今年はその一端が日本でも見えるようになってきた。
本特集では多様化するホテルブランドの背景やそのトレンドについて紹介をさせていただくと同時に、昨年以降急速に存在感が高まった「コレクションブランド」についてオフィスカズ代表の春口和彦 氏に解説をいただいた。
また、昨年から1年でさらに進化した日本に進出する主要グローバルチェーンのホテルブランドも紹介する。
TABLE OF CONTENTS
6 M ギャラリーコレクション(アコーホテルズ)
7 オートグラフ コレクション・ホテル(マリオット・インターナショナル)
8 キュリオ・コレクションby ヒルトン(ヒルトン・ワールドワイド)
9 トリビュート・ポートフォリオ(スターウッド ホテル&リゾート)
10 ラグジュアリー コレクション(スターウッド ホテル&リゾート)
36 総論 さまざまな背景で多様化するホテルブランド 急速に変化・進化するそのトレンド
40 寄稿 コレクションという名のブランドはチェーン拡大の最後の手段か
44 日本で展開する6 大ホテルチェーン
50 ロイヤルティプログラムから見たホテルチェーンの戦略
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