日本政府観光局 JNTO による訪日外客数・出国日本人数の2021 年4 月の推計値がまとまった。訪日外客数は前年同月比273.7％ 増の1 万900 人であった。これは日本政府が、2020 年10 月1 日から、ビジネス上必要な人材に限り、原則として全ての国・地域からの新規入国を許可していたことによる。しかし、2020 年12 月28 日以降、当分の 、全ての国・地域からの新規入国を一時停止している。なお、これは前年同月比273.7％増、19 年同月比99.6％減に相当する。
市場別では、韓国は1100 人（対19 年同月比99.8％減）。韓国政府による海外旅行の中止、延期を国民に要請する特別旅行注意報が21 年5 月16 日まで延長されている。

中国は3300人（対19 年同月比99.5％ 減）。台湾は400人（対19 年同月比99.9 ％減）。ともに日本への直行便は、21 年5 月も引き続き大幅な運休・減便となっている。
香港は60 人（対19 年同月比100.0％減）。香港政府による中国本土、マカオ、台湾を除くすべての国・地域への海外渡航の自粛が要請されている。

タイは200人（対19 年同月比99.9％減）。出国制限はないものの、タイ民間航空局はタイ政府が許可した臨時便、特別便を除き、通常旅客便の運航を引き続き禁止している。
シンガポールは40 人（対19 年同月比99.9％減）。マレーシアは100 人（対19 年同月比99.8％ 減）。インドネシアは200 人（対19 年同月比99.5％ 減） フィリピンは200 人（対19 年同月比99.7 減）。ベトナムは300 人（対19 年同月比99.5％減）。インドは600人（対19 年同月比96.7％減）。

豪州は100 人 対19 年同月比99.9％減。米国は600人（対19 年同月比99.6％減）。米国政府により、日本への渡航はレベル3 の「渡航の再検討」とされている。自国民の日本からの入国については、帰国後、3 ～ 5 日後の検査の受診または10日間の自宅等で待機等が求められている。

日本政府観光局（JNTO）
http://www.jnto.go.jp/jpn/

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