奈良井宿 鳥瞰
(株)47PLANNING(福島県いわき市)は、新ホテルブランドの第⼀号「BYAKU Narai(以下、同ホテル)」を、2021年8 ⽉4 ⽇に開業する。同社は、⽂化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている中⼭道の宿場町奈良井宿において、約200 年前の伝統的建造物などを改修し、小規模複合施設として利活⽤するプロジェクトの企画プロデュースを担当。
開業後は、同社が設⽴した新会社(株)奈良井まちやどが、ホテルやレストランなど6 つの業態を運営する。同ホテルの客室は、複数の建物からなる全12 部屋を用意する。かつて酒蔵だった「歳吉屋(トシヨシヤ)」や、曲物職人が暮らしていた「上原屋(ウエハラヤ)」など、用途も間取りも異なるそれぞれの特徴を活かし、古民家ならではの独特な宿泊体験を提供する。敷地内には料飲施設や温浴施設もあり、レストラン「嵓 kura」では、奈良井宿の気候・⾵⼟が育んだ⾷材、地域に受け継がれる郷土料理をアレンジしたメニューを用意する。なお、施設内のバーと温浴施設の日帰り入浴は21 年秋に開始予定。
【「歳吉屋(トシヨシヤ)」「上原屋(ウエハラヤ)」施設概要 】
施設名称:「歳吉屋(トシヨシヤ)」「上原屋 ウエハラヤ 」/所在地:歳吉屋(⻑野県塩尻市奈良井551)、上原屋(⻑野県塩尻市奈良井607)/敷地⾯積:歳吉屋(1768.15㎡)、上原屋(260.1㎡)/改修設計:歳吉屋((株)⽵中⼯務店)、上原屋((株)ツバメアーキテクツ一級建築士事務所 )/施⼯:歳吉屋(北信⼟建(株))、上原屋((株)野⽥建設)/事業主体:(株)ソルトターミナル、(⼀社)塩尻市森林公社
客室「百九」(上原屋)イメージ
客室「百五」(歳吉屋)イメージ