日本初の“シガーのオフィシャル・ガイドブック”『THE CIGAR LIFE ザ・シガーライフ』が、10月上旬に発売される。絶版となった日本初の葉巻の書籍『葉巻の世界~贅沢な時間の過ごし方~』(広見護著・日東書院・1997 年)と、WEB LEON での連載『広見護の極上シガータイム』(主婦と生活社)の原稿を編集、リライトし、新たに書き下ろしを加えた。2015 年の時点で日本に正規流通しているシガー・インポーター各社の全面的な協力をあおぎ、「ハンドメイド・シガー図鑑」として366 本を紹介するなど網羅的な内容となっている。『ザ・シガーライフ』の著者である広見護、中村孝則の両氏と太田進が、日本における葉巻マーケットの可能性を語り合う。
ヒロミエンタープライズ㈱ 代表取締役 広見 護 氏(左)、office Nakamura 中村孝則 氏(中央)、太田 進(右)
日本初の“シガーのオフィシャル・ガイドブック”『THE CIGAR LIFE ザ・シガーライフ』が、10月上旬に発売される。絶版となった日本初の葉巻の書籍『葉巻の世界~贅沢な時間の過ごし方~』(広見護著・日東書院・1997 年)と、WEB LEON での連載『広見護の極上シガータイム』(主婦と生活社)の原稿を編集、リライトし、新たに書き下ろしを加えた。2015 年の時点で日本に正規流通しているシガー・インポーター各社の全面的な協力をあおぎ、「ハンドメイド・シガー図鑑」として366 本を紹介するなど網羅的な内容となっている。『ザ・シガーライフ』の著者である広見護、中村孝則の両氏と太田進が、日本における葉巻マーケットの可能性を語り合う。
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ホテルのバー、葉巻の種類が増えている今
流通する葉巻を網羅した専門書が必要
太田 『ザ・シガーライフ』の企画立ち上げにあたって、広見さんの中にどのようなコンセプトがあったのでしょうか。
広見 『葉巻の世界』が出版されてから18 年がたちました。葉巻の基本や歴史は当時も今も変わりませんが、新しいホテルのバーや新しい葉巻の種類は増えています。そこで日本に流通している葉巻を網羅した、新しい専門書を創る必要があると考えたのです。
葉巻の市場規模は大きくありませんから、企画を出版社に持ち込んでも「興味はあるが、売れるのか」という話になってしまい悩んでいました。そんなときに20 年来のお付き合いをさせていただいている中村さんと力を合わせれば、目の前の壁を乗り越えて新しいものを創り出せるのではないかと思い立ち、お声を掛けさせていただきました。
中村 私はこれまでライフスタイルの方面から、シガーにアプローチしてきました。最近は特にファッションとガストロミーを大きなテーマとして活動しているので、そちらの方面からのアプローチでシガーをご紹介する形であれば、広見さんのお役に立てるかもしれないと思いました。
また、私は創刊準備号から『LEON』でシガーの記事を書いてきましたので、その意味でも自分の仕事を一度まとめてみる絶好の機会かもしれないと考え、2つ返事でお引き受けしました。