三井不動産㈱および三井不動産リゾートマネジメント㈱は、このたび「HOTEL THE MITSUI KYOTO」の開業日を2020年11月3日(火・祝)に決定し、宿泊予約の受付を2020年7月21日(火)より開始すると公表した。
また、同時に同ホテルはマリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランド「ラグジュアリーコレクション」と提携することも公表。マリオットのネットワークと連携し、国内外のゲストの獲得を目指す。
■HOTEL THE MITSUI KYOTOの概要
HOTEL THE MITSUI KYOTO では「日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」というブランドコンセプトのもと、伝統文化や建築、工藝、食などに見られる日本独自の美しさを大切にしており、エントランスの門やホテル内の庭園、水盤をはじめ、館内・外のあらゆるところにその想いが込められた設えとなっている。
そこに加え、スタッフの細やかな心遣いと洗練された振る舞いによって、訪れるすべてのゲストに特別なくつろぎをご提供することを目指す。
■客室概要
161室の客室の広さは、43㎡から213㎡まであり、うちスイートルームは55㎡から213㎡。「Onsenスイート」では専用の天然温泉を用いた露天風呂を備え、この空間のために設えた植栽や灯籠、石積みを配した庭とともに特別な時間を過ごすことが可能だ。また、インテリアデザイナーのアンドレ・フー氏が手がける全ての客室では、現代性、快適性、心地よいラグジュアリーというデザイン哲学が息づき、モダンに昇華した和の空間美を楽しむことができる。
■レストラン等の概要
また、同ホテルの総料理長には、マンダリンオリエンタル東京副総料理長などを歴任した高木忠宏氏が就任。館内にはRitz Parisにて日本人で初めてメインダイニング統括副料理長を務めた浅野哲也氏が腕を振るうシグネチャーレストラン「都季 -TOKI-」(ガストロノミー鉄板)、日本庭園の眺めとともにお食事をお楽しみいただけるオールデイダイニング「FORNI」(イタリア料理)、「THE GARDEN BAR」と3つの料飲施設のほか、茶室やレストランの別室など様々な用途に利用可能な木造建築の「四季の間」を備える。
「都季 -TOKI-」(ガストロノミー鉄板)
目の前に広がる水景とその奥に臨む日本庭園。京都の四季の移ろいを感じながら、特別な時間を過ごすことができる「都季 -TOKI-」。その空間は伝統的な日本建築を踏襲しつつも現代的なデザインで構成したものとなっており、フランス料理と日本料理それぞれの食材と調理法を融合・昇華させ、素材の力を存分に引き出した、新たな鉄板料理を提供する。
「FORNI」(イタリア料理)
イタリア語で複数の窯(かま)を表す「FORNI(フォルニ)」は、薪窯で焼き上げるピッツァから本格的なグリル料理まで、幅広いイタリア料理を提供する。モダンに昇華した和の空間で、きめ細やかなおもてなしとともにイタリア料理をご堪能できる。
「THE GARDEN BAR」
春は桜、夏は青葉、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節の移ろいとともに変化する本ホテルの日本庭園。「THE GARDEN BAR」では黄昏とともにライトアップされる日本庭園を眺めながら、くつろぎの時間を過ごすことが可能だ。
「四季の間」
かつてこの地に存在した三井総領家の邸宅の一部を総檜造で現代に再現した「四季の間」。お茶会や食事会の開催、さらにはレストランの別室としても利用可能なほか、ゲストの要望に応じて幅広い利用が可能な特別な空間となっている。
■サーマルスプリングSPA概要
山紫水明の都、京都。本ホテルの敷地から湧き上がる天然温泉を活用したSPAエリア「サーマルスプリングSPA」。「静謐を湛える(たたえる)」のコンセプトのもと、時・音・光・香・水をテーマに、静けさと水に包まれた空間が癒しとくつろぎを提供する。五感を潤す上質な空間の中で、サーマルスプリング、プライベート温泉、SPAトリートメントを楽しめるほか、フィットネスジムも備える。
サーマルスプリング
本敷地から湧き上がる温泉水を活用したサーマルスプリング(※)では、穏やかに流れゆく時間とともにHOTEL THE MITSUI KYOTOならではの温泉体験を提供する。静寂に包まれた空間、その空間でかすかに響く水の音、そして心地よい光が京都の旅を一層印象的に彩る。 ※サーマルスプリング:水着を着用して入る天然温泉プール
プライベート温泉
本格的な日本の入浴体験を提供する貸し切り温泉。約100㎡のプライベート空間には、リビングスペースも用意されているほか、この空間のために設えた日本庭園も備える。
SPAトリートメント
温泉水の成分を利用したホテルオリジナルのトリートメントメニューを提供。サーマルスプリングやプライベート温泉と合わせ、HOTEL THEMITSUI KYOTOならではの豊かなスパ・ジャーニーを提供する。
■ 開業を控えた総支配人および調理幹部からのコメント
総支配人 楠井 学 氏
HOTEL THE MITSUI KYOTO は、ブランドコンセプト「日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」のもと、250年以上にわたってこの土地に居宅を構えた三井総領家(北家)の時の記憶、そして脈々と築き上げられる京都の伝統や文化を尊重しながら、全てのゲストの皆様が心から愉しめる空間とサービスでお迎えいたします。ご宿泊のみならず、レストランでの食事体験、天然温泉を使用したSPAエリアでの癒しと寛ぎの時間とともに、お客様の心にいつまでも残る思い出を贈ることをお約束いたします。
(略歴)
楠井 学(くすい・まなぶ)
1994年5月パークハイアット東京入社。その後、ザ・リッツ・カールトン東京営業部長、フォーシーズンズホテル東京 丸の内 セールス&マーケティング部長、マンダリンオリエンタル東京 副総支配人 セールス&マーケティングなどの要職を経て、2018年6月にHOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人に就任。
総料理長 高木 忠宏 氏
京都は千年を超える悠久の歴史の中、先人たちが脈々と伝統を承継するとともに、冒険的な先取の精神で育んできた伝統産業や文化・芸術があります。食においても同様で、京都は日本最高峰の日本料理を味わえる食の都です。京都では、日本人の精神性、日本文化の源を確認することができる「本物」に多く出会うことができます。本ホテルの2つのレストランでは、目利きにより厳選した食材を、新たな試みと匠の技でご提供し、皆様をおもてなしいたします。HOTEL THE MITSUI KYOTO の新しい「本物」の食体験をご堪能ください。
(略歴)
高木 忠宏(たかぎ・ただひろ)
パークハイアット東京、ウエスティンホテル東京等の勤務を経て、2005年9月マンダリンオリエンタル東京入社、2010年10月同ホテルの副総料理長に就任し、「シグネチャー」、「センス」、「タパス モラキュラーバー」の3つのレストランにおいて一つ星獲得に貢献。2017年10月ヒルトン小田原リゾート&スパ総料理長、2019年7月にHOTEL THE MITSUI KYOTO 総料理長に就任。
「都季 -TOKI-」(ガストロノミー鉄板)
料理長 浅野 哲也 氏
京都市の姉妹都市、パリのフランス料理は、伝統を大切にしながら世界中の食材や調理法を積極的に取り入れて進化を続けており、京都の文化にも通じるものがあります。もちろん日本の食材や調味料もふんだんに用います。「都季 -TOKI-」では、日本の食の歴史とそれを支える素晴らしい技法と新鮮な食材に、フランス料理のエッセンスを鉄板上で融合し、新たな「和と洋の架け橋」となる最高の食体験を創造することが大きなコンセプトです。日本に帰国した後、京都の街を歩くたびにインスピレーションをもらい、自分の中で新しいアイデアが溢れてきます。食を通じて日本、そして京都の歴史、文化、季節感やおもなしを五感で味わっていただける、革新的な美食体験を提供するレストランとしてゲストの皆様をお迎えいたします。
(略歴)
浅野 哲也(あさの・てつや)
Hotel Okura Amsterdam、パリの老舗レストランRestaurant Drouant等での勤務を経て、Hôtel Plaza Athénée(Restaurant Alain Ducasse)でアラン・デュカス氏に師事、その後Four Seasons Hotel George V(Restaurant Le Cinq)、Ritz Parisに勤務。2017年3月に日本人で初めてとなるRitz Parisのメインダイニング統括副料理長に就任し、ミシュランガイドで2つ星を獲得したL’Espadonをはじめとする同ホテルの全てのレストランを総料理長とともに統括。2019年12月にHOTEL THE MITSUI KYOTO 「都季 -TOKI-」料理長に就任。
■「HOTEL THE MITSUI KYOTO」概要