三井不動産は、東京ミッドタウン日比谷において、ミクストユース施設のより一層の進化を目指し、竣工・開業以降も、健康経営、環境エネルギーなど社会的課題解決に向けて新しい技術やサービスを積極的に導入し、未来志向の街づくりに継続して挑戦している。
こうした同社の先進的な取り組みが評価され、東京ミッドタウン日比谷が「CASBEE-SWO認証」における最高ランク認証、および「DBJ Green Building認証」における最高位の★5を取得したと発表した。なお、両認証の最高ランクを同時に取得する施設は当社として初となる
東京電力エナジーパートナー社との連携により、再生可能エネルギー由来の非化石証書を活用して施設内の使用電力を実質グリーン化するもので、当社が脱炭素に取り組むテナント向けに構築した「グリーン電力提供サービス」を同時に導入し、テナントニーズに柔軟に対応したグリーン電力の提供を実現した。
さらに、並行して、竣工・開業来の省エネ・省CO2に関する管理運営実績に基づき、東京都環境確保条例の「優良特定温暖化対策事業所(トップレベル事業所)」の認定取得申請業務を現在進めており、認定取得時には同社10案件目となる予定です。
同社は今後も、働き方の多様化に応じた空間・環境やサービスを提供するとともに、持続可能な社会の実現に向け、安心・安全で、環境に優しい快適な街づくりを推進していくとしている。
取得した認証について
(1)対象物件 東京ミッドタウン日比谷(CASBEE-SWO認証:共用部対象、DBJ Green Building認証:ビル全体対象)
(2)認証取得日 CASBEE-SWO 2021年3月26日、DBJ Green Building 2021年3月15日
(3)制度の概要
「CASBEE-SW0認証」
環境評価に加え、建物利用者にとっての働きやすさ(「知的生産性」、「健康快適」)と「レジリエンス」を評価する新制度です。東京ミッドタウン日比谷は、このうち、特に「知的生産性」、「健康快適」、「安全・安心」が高く評価され、WO認証(パターン1・共用部)の中で日本最高得点(90.1点)および最高位(Sランク)を取得した。「CASBEE-建築」(認証または自己登録)と「CASBEE-WO認証」をあわせて取得した物件は、環境と健康双方に配慮したオフィスビルとして、「CASBEE スマートウェルネスオフィス」に認定され、東京ミッドタウン日比谷は、いずれも最高位 S クラスの認証を取得した。
「DBJ Green Building認証」
「環境・社会への配慮がなされた不動産」を認証する仕組み。日本政策投資銀行、日本不動産研究所が運営する制度で★1~★5の5段階認証となる。評価項目は総合環境性能に加え「多様性・周辺環境への配慮」、ステークホルダーとの協業なども評価される。
今回東京ミッドタウン日比谷は、特に環境面における各種省エネへの取り組みと、新たなスキームによるグリーン電力導入についてもイノベーションとして評価を得、総合評価★5という最高位ランクの評価を取得した。
両認証の評価項目
■東京ミッドタウン日比谷 物件概要
交 通:
東京メトロ千代田線、日比谷線、都営地下鉄三田線「日比谷」駅直結
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 徒歩4分
東京メトロ丸の内線、日比谷線、銀座線「銀座」駅 徒歩5分
JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅 徒歩5分
敷地面積:約10,700㎡
延床面積:約189,000㎡
階数/最高高さ:
地上35階 地下4階 ペントハウス1階/約192m
設 計:
マスターデザインアーキテクト:ホプキンスアーキテクツ
実施設計・監理:KAJIMA DESIGN
オフィス共用部環境デザイン:株式会社イリア
商業環境デザイン:株式会社乃村工藝社
都市計画・基本設計・デザイン監修:株式会社日建設計
施 工:鹿島建設株式会社
竣工日:2018年2月1日